どうしてタロットは当たるのか？

昨日　友人に言われた言葉。

「ねえねえ誰に占ってもらっても

彼についてあまり良い結果が出ない。

多分私もそう思うから当たってるなと思うんだけど、

どうしてタロットって当たるのかな？？」

それな。

というダイレクトなクエスチョン。

とても良いので今日のブログに取り上げてみました。

私たちの無意識の世界というのは限りなく広く、

また現実の私たちに大きな影響を及ぼしているそうです。

フロイト説をざっくり書くと

朝起きて生活を繰り返す私たちの世界　現実の世界では

私たちは他者に対する配慮や自身で感じる羞恥心などが

秩序を乱さないようにお互いが共存しやすいよう・・・

無意識は（誰かに迷惑をかけるような）欲望や衝動の

るつぼであると考えたようです。

無意識というのは

秩序のない本能むき出しのわけのわからないものなのだな、という

感じもしますね。

かたやユング説をざっくり書くと、

無意識は私たちの現実世界で認知している能力の限界や

可能性などをはるかに超えた能力で、それは誰しもが持っているものであるとのこと。

人々はこの無意識にアクセスしようと

セラピーや瞑想など様々な手段を試みるようになったそうです。

タロットもこの無意識へのアクセスツールとして発展したそうです。

ご存知のように、タロットカードは相談者ではなくタロティストがシャッフルし

偶然出たカードを並べて読み取りますね。

私の友人曰く

「中にはシャッフルさせてくれたり、カードを選択させてくれる場合もあるけれど、

基本的には占い師さんがカードをシャッフルして並べていくじゃん？

どうして相談者の状況とかを当てるのか不思議なんだよね」

とこれまた良い質問。

タロティストになるためには

描かれたカードの意味などを学ぶわけですが、

意味も大事ですが最も大事にされるのはそのカードから感じられるイメージです。

寂しそう？苦しそう？今にも走り出しそう？

何を考えているかわからない？

絵の色や描かれている背景など細かく見て、

誰が見ても共通認識できるイメージを理解するのです。

タロティストが共通認識できるイメージを覚えた後、

シャッフルされ並べられたカードは無作為で

本来は特別な意味を持つものではないように見えます。

が、実はタロットカードをシャッフルしたり、またはおみくじを引くなどの

行為は

「内在する意識・・・インナーガイド」と呼ばれるそうですが、

自身のインナーガイドの声を可視化する・内なる心の声に聞く行為なのだそうです。

どうすべきかは、誰もが無意識の中に答えを持っており、

人によっては今後の展開までの答えをも持っており、

タロティストは

答えを求める相談者の答えを表に出すために勉強しただけの人・・なのです。

この内なる意識やインナーガイドへの自分自身でアクセスが可能なのは

代表的なところ、深い瞑想の出来る方。

もう一人は私が思うところ、宇多田ヒカルさんあたり。

（これについてはまた別の日に書きますね）

タロットじゃなくても、卓越した精神分析者のガイドでアクセスする場合も

あるようです。

タロティストはあなたのインナーガイドにアクセスできるように

カードを切り、並べ、描かれたカードの意味（先に書いた共通認識できるイメージ）を

つなぎ合わせたり読み取ったりする作業を行うだけなのです。

じゃあそれって、私の願望が出てるんじゃないの？

と思う方もいらっしゃることでしょう。

私もそう思っていましたから。

案外そうでもないんですよね。

ええ？って予想外のカードも出ますから。

その予想外が

あなたの心の深いところにあるものなのです。

採掘作業みたいなものです。

化石が出たとか埴輪が出土みたいな感じです。

（適当）

ただ、このカードの意味を覚えたりイメージについては聖書や古典の絵画など

色々な知識も必要なようです。

いつの時代も不変の悩みや喜びが描かれたカードは

今の時代に生きるあなたの心の中を目の前に展開させる・・

人間の持つ勘（インナーガイド）ってすごいですね。

なので心に負荷がかかってるな、

とか

どうして良いのかわからない

というときは、タロットカードを占い師さんに切ってもらうのも良いですね。

今の心のあり方や行動など

何か糸口になるようなメッセージと出会えると思いますよ。

また

結果は刻々変わります。

一喜一憂せず、自分がどうありたいかという未来にいつも目を向ける

意識もしてみてくださいね。